hineiroの日々のおしらせ
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玄米酵母のお菓子 hineiro
ごぶさたしています。
今年の3月に日音色の営業を終えてからあっという間に月日が流れて、もう今年も終わりに近づいています。明日から12月。

夏頃から、「玄米酵母のお菓子hineiro」として、マイペースですが、お菓子を作りながら毎日を過ごしています。自家製の玄米酵母を使って作るお菓子を気づけば日々作るようになっていました。
いつか日音色を再開できる日まで、なにかの形で日音色として続けていきたいなぁと思っていたので、自然な流れの中でたどり着いた形のように思います。

ここに日々のことを書いていきたいなーと思いながらもなかなか書くことが出来ずにいました。ここをご覧いただいている方は今はもういないかなぁ・・とは思いつつ、お菓子の活動のことも、今後こうしていきたいなーと自分なりに思うことが出来てきたので、久しぶりに書かせていただきました。


お菓子のことや日々のことをひとり言のように書き綴っています。
12月には、ふたつの場所でお菓子を置かせていただく予定です。もしご興味あればご覧いただけるとうれしいです。
 
ありがとうございました
 今週の27日(水)で、「窓をあけて 言葉と歌と、花をそえて」の
2週間が終了しました。
そして、日音色の営業も27日がさいごの日でした。
本当に、ありがとうございました。
言い尽くせない思いとは、このことを言うのかとしみじみ思います。

閉店日の翌日には荷物をまとめ、次の日には引っ越し作業と、思い出に
ひたる間もなくバタバタと動いて、やっと今、こうして文章を書いています。

さいごの2週間の企画は、どれくらいの人が来てくれるのだろう・・と
心配していたのですが、たくさんの方がお越しくださって、あっという
間の毎日をただただありがたく過ごしていました。
皆さんが描いたり書いたりしてくださった窓は、いつか日音色を再開
できる日まで大切にします。
お忙しい中、遠い中、足をお運びいただきました皆さま、本当にありが
とうございました。さいごの2週間にお会いできなかった方も、今まで
日音色にお立ち寄りいただいたり、気にかけていただいて、感謝の思いで
いっぱいです。

虫ピンや画びょうやテープなどのたくさんの展示の跡が残る日音色の白い
壁に、いろんな窓の景色が広がりました。
ひとつひとつの窓の向こうを眺めていると、楽しい気持ちになったり、
じーんとしたり、くすっと笑ってしまったり。いろんな気持ちにさせて
もらいました。描くもの、書くもの、貼り方、その人らしさがそれぞれ
にじみ出ていました。
わたしも書かせてもらったのですが、すっと浮かんできた自分の窓の
向こうの景色は、いつもそこにあったらいいな、と思うものでした。
たとえば場所や状況が変わったとしても、ずっと変わらず心に持って
いたいもの。そういうものだということをあらためて思いました。

言い尽くせない思いを少し言葉にしてみました。
うまく表現できてはいませんが、ずっと更新できていなかったホーム
ページの「窓」というところに書いています。
よろしければ見ていただけると嬉しいです。

お手紙やメールもいただきありがとうございます。
直接お礼をお伝えできていない方、まだお返事ができていない方、
遅くなってしまっていて申し訳ありません。お心遣い、本当にありが
とうございます。

しばらくは、この2年半のこと、さいごの2週間のことが頭から離れず、
ぼんやり思いにふけってしまいそうですが、ゆっくりと、これからも元気に
楽しく歩いていきたいと思います。
今後もいろんな場所に足を運ぶと思いますので、よければ、見かけたら声を
かけてくださいね。
今後の日々のことも、ここに時々綴りたいなーとも思っています。

少しずつあたたかくなってきました。春がきましたね。
どうぞ皆さま、すてきな春をお過ごしください。

本当に、本当に、ありがとうございました!

うたとギタレレの時間
 26日にあった深田ちひろさんのうたとギタレレの会、あたたかく心に残る
時間となりました。
お越しいただいたお客さまは、日音色にお越しいただいたことがある方が
多く、嬉しいことに、閉店することを知って来てくださったはじめましての
方もいらっしゃいました。
そのせいか、人が集まるときはいつも緊張するのですが、今回はあたたかな
笑顔に囲まれて、私もなごやかな気持ちでお客さまをお迎えすることが
できました。

久しぶりに日音色に響くちひろちゃんの歌声は、のびやかでここちよく、
しあわせな時間を運んでくれました。
ずーっとこんなおだやかな時が続けばいいのに、と祈るような気持ちで
演奏を聴いていました。
一番うしろから眺める、ちひろちゃんの演奏とお客さんの背中。
静かに目を閉じて聴いている方、音に合わせて体を揺らしている方、
それぞれの楽しみ方で流れている、今のこの時間を心に刻んでおこうと
何度も思いました。
後半は、ウクレレのモシモシさんのももちゃんも演奏に加わって、
ふたりの合奏を聴かせてくれました。
ギタレレとウクレレとコーラス。お二人の合奏、本当にかわいいんです。
とっても楽しい「シカソング」では、きれいな鈴の音も。みんなで
手拍子して、楽しいひとときとなりました。

今回のライブでは、あたたかいスープを作りたいと前から思っていました。
それは、まだ寒いだろうからあたたまってほっとしていただきたいという
思いもあったのですが、ちひろちゃんが「伝えたいことは、スープのなか」
という歌をうたってくれたとき、気づかなかった〜と思いながら、とても
嬉しくなりました。
昆布と干し椎茸でお出汁をとった、いろんな野菜やハーブが入ったスープ。
自家製の切り干し大根も入れてよーく煮込んだら、なかなかいけました。
皆さんに喜んでいただけてよかった。

お集りいただいた皆さん、すてきな演奏をしてくださったももちゃん、
一緒に過ごせた時間が本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
そして、ずっと日音色をやさしく見つめてきてくれたちひろちゃん、
さいごにあたたかな時間をつくってくれて本当にありがとう。
忘れられない夜になりました。

きっかけ
 昨日の夕方、畑尾和美さんの朗読会「九月の朝顔」がありました。
お越しくださった方々は、よく知る方も初めましての方も。
丸い円になって座った皆さんと、朗読の間の会話も楽しみながらの
なごやかな雰囲気でした。そこには、皆さんのあたたかな気持ちが満ちて
いて、肩の力をぬいてその時間をゆったりと味わい楽しむことができました。
今回は、残り少ない日音色の日々を思って「町家」のお話をたくさんして
くださいました。
以前、京都の古い町家に住んでいた和美さん。日音色も戦前に建てられた古い
木造家屋なので、町家での暮らしぶりに親しみを感じます。
古い建物ならではの悩みや不便さもあります。でも、そこから思いがけない
発見があったり、ゆっくり暮らしを見つめなおしたり、そういう和美さんの
心の動きを感じながら、日音色での日々とも重ね合わせていました。


日、音、色、という一文字一文字に、窓のマークがひそんでいることから、
お店のロゴを窓のマークにした日音色。
窓にまつわる朗読もしていただきました。
窓がひとつあるだけで、その向こうが見えるだけで、心の在り方が違って
くると思う、という和美さんの言葉にうなずきました。

和美さんから伝わってくる「強さ」のようなものの正体ってなんだろう?と
ふと考えました。
和美さんの日記やメールの文章、朗読のときの声、どんなところにも
和美さんだけのリズムがあって、それはなんだか背筋がしゃんと伸びるような
凛とした躍動感があります。
きっと、和美さんも日々弱くなったり迷ったりすることはたくさんあるの
だろうけれど、和美さんらしいゆるぎないリズムをずっと刻んでいることは
変わらなくて、そこのゆるぎなさに強さを感じるのかな、と朗読を聞きながら
考えていました。
迷ったり立ち止まったりしてもいい、そんな日々の中で自分のリズムを刻んで
いけばいいのだなーと思わせてもらえます。きっかけをもらえるのです。
それはとても、大きなことだと思います。

みなさん、帰られるときにすてきな表情をされていたことが心に残っています。
一緒にあたたかな時間を過ごせたこと、本当にうれしく思います。
大切な窓も書いたり描いたりしてくださって、ありがとうございました。
そして、残り少ない日音色にすてきな時間を運んでくれた和美さん、心から、
ありがとうございました。

おいしいお茶もごちそうさまでした。


今日もお越しいただきありがとうございました。
今日はゆっくりお話できた一日でうれしかったです。
畑尾和美さんの朗読会
 明日18日(日)は、畑尾和美さんの朗読会「九月の朝顔」が17時からあります。
そのため明日の喫茶は、16時ラストオーダーとさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
朗読会はもう少しお席がありますので、今日明日でもお電話か、今日の営業
時間後は、メールでもご予約いただけます。

和美さんの朗読がはじまる前に、お茶とお菓子をお出しします。
お茶は、和美さんが選んでくださったものを和美さんが淹れてくださいます。
和美さんのお茶、とってもおいしいですよー。ほっとしたゆるやかな時間を
お過ごしください。


昨日と今日で、壁の窓が少しずつ増えていってます。
その様子をずっと見ているのは、なんだかいいです。毎日楽しみです。
お越しくださった方、かいてくださった方、ありがとうございます。
お花の時間
 「窓をあけて 言葉と歌と、花をそえて」がはじまりました。
そして、初日の昨日は深田ちひろさんのお花の教室がありました。
春らしい色のいろんなお花たちが盛りだくさん。
しっかりメモりました。チューリップ、ラナンキュラス、スプレーバラ、
ガーベラ、ラクスパー、マーガレット、ニゲラ、ヒペリカム、ユーカリ、
西洋アジサイ、ビオラ、ハナムギ。
いつもながら、同じ種類の花で作っても、選ぶ順や数、並びでその人らしさが
出るのが楽しいです。わたしは盛りだくさんにしてしまって、ちょっとお花が
きゅうくつそう。。引き算ができないわたしです。
たくさんの色があったので迷って時間をかけて作って、とても楽しかったです。
わくわくする時間をつくってくれたちひろちゃん、どうもありがとうござい
ました。
26日の歌とギタレレの時間も楽しみです。
一年ぶりに日音色で聴けるちひろちゃんの演奏。

送ってもらった、ううじんさんの「おめでとう ありがとう」をずっと聴いて
います。今の気持ちに心地よく寄り添ってくれる。じーんとします。
まさん、ありがとー。
窓をあけて 言葉と歌と、花をそえて
 明日から、「窓をあけて 言葉と歌と、花をそえて」と題して、お越しいた
だいた皆さんと一緒に展示空間をつくる2週間がはじまります。
普段、絵を描いたり文章を書いたりしていなくても、どなたでもお気軽に
ご参加いただける内容になっています。
詳しくはこちらです → 

深田ちひろさんのライブと畑尾和美さんの朗読会は、まだお席ございますが、
残り少なくなってきています。
定員がありますので、ご希望の方はお早めのご予約をおすすめいたします。

今まで、個展や企画展、グループ展など、約50回の展示やイベントを行って
きた日音色の空間。
さいごの2週間は、お世話になった皆さん、初めましての皆さんとも、一緒に
この空間をつくることができたらうれしい・・、と思い企画しました。
ぜひ、日音色の壁に絵や言葉など、ペタペタはりにいらしてくださいね。
楽しみにお待ちしています!

朝野恵子さんの個展が終了しました。
 「夕闇が立ち込める頃」が終了しました。
期間中、寒い中、雨の中、お越しいただきましてありがとうございました。
お越しいただいた方とお話したり、朝野さんとお話したり、
わたしもとても、おだやかな楽しい2週間を過ごさせていただきました。

いつか日音色で個展をしたいと思ってくださっていた朝野さん。
いつか朝野さんに個展をしてもらえたらうれしいな、と思っていた日音色。
ご縁がつながって、つながって、日音色最後の個展をそんな朝野さんにして
もらえて、とても嬉しかったです。

展示のテーマもふっと肩の力がぬけるような、原点に立ち返れるようなもの
だったので、作品を見ながら、わたしも色々思い出したり、見つめ直したりも
できた大切な毎日になりました。

これからもどんどん世界を広げていくだろう朝野さん。とても楽しみです。
次はどんな場所でどんな作品に出会えるでしょうか。

すてきな2週間に感謝です。ありがとうございました。

3月11日のこと
 去年の今日もこの場所にいました。
わたしは変わらずここにいて、毎日こうして生かしてもらっている。
悲しいことを忘れられなかったり、忘れていったり、忘れようとしたり、
いろんな場所でいろんな状況で人それぞれだけれど、大切なことを忘れずに
いることは、一番大事なことだから難しいのだ、とか、うまく言えない
思いを抱えてきた一年でした。
できないことがたくさんあるとしても、目の前のことや身近な人たちや
出会いを一生懸命大切にしていけば、つながってつながっていろんなことが
ぐるぐるつながって大きくなっていくような気がしている。
そこをちゃんと見つめていないと。足元からしっかり感じていかないと、
守れないし変われないし伝わらないと思う。
そんなことを見つめ直すための日でもある今日。
みんなが、今朝のような青い空をしあわせな気持ちで見上げられますように。


日音色の営業も残すところ、日数にしてあと13日となりました。
一日一日、いろんな方とお会いできることが本当にありがたくて、うれしい。
毎日を楽しみに過ごしています。

今日はとっても寒いですが、春のにおいがしています。

春になる前に
 朝野恵子さんの個展「夕闇の立ち込める頃」の後半が今日から始まりました。
先週も雨がよく降り、後半の初日の今日も、しとしと雨が降り続いています。
この春雨が過ぎたら、きっとあっという間に桜が咲き始めそうです。
毎年、少し淋しかったり楽しみでもあったりする不思議な季節です。

そんな雨の中、毎日朝野さんの展示に足をお運びいただいています。
小さな額に入った、朝野さんの記憶が絵になって、たくさん並んでいます。
その背景のことが書かれたキャプションも所々に添えられていて、作品に
より奥行きを感じます。
あ、この人ってもしかして・・という人物がいたり、この場面ってあの・・
というものも。ていねいに描かれた作品をゆっくりじっくり眺めていたく
なります。
展示は、3月13日(火)までとなります。ぜひお立ち寄りください。